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🏠色あせぬ想いが届く、家族へのバトン🖌️書が結ぶ、家族の物語

こんにちは。
毎日、本当に暑いですね。
暑さに加えて、夏風邪も流行っているようですので、どうかご自愛くださいね。
訪問先で、ふと目に入った額に入った一枚の書。それは、少し色あせた半紙に墨で書かれた、こんな言葉でした。
「笑顔を忘れず
人生 生きているだけで
まるもうけ」
あれ?どこかで聞いたことのある言葉──
そう、テレビ番組で誰かが話していた言葉だそうです。
それを、亡くなったご主人が筆をとって、さらさらっと書き上げたのだとか。
さすが書道の師範。
一枚の書には、ご主人のあたたかさと、ちょっとしたユーモアがにじんでいて──大切な思い出を額に入れて見せてくださった奥さま。
その“味わい”に、思わず「わぁ…」と声が出てしまいました。
紙は時間とともに色あせても、そこに込められた想いや温度は、ちゃんと残るんですね。
そして、時間を経てまた、違った味わいが生まれることにも気づかされました。
もうひとつ印象的だったのが、ご主人がいちばん好きだったという漢字の書。ご家族のお話では、これから生まれてくるひ孫さんに、その文字を名前に入れる予定だそうです。
すごいですねぇ〜。
文字って、書いた人の心だけじゃなくて、
家族の記憶や時間まで、ちゃんと残してくれるんですね。
ご主人の書が、ひとつの「ことば」として
家族をつなぎ、次の命へとバトンを渡していく。
そんな光景を見せてもらった、心がじんわりあたたかくなるような訪問でした。
色あせても、残るもの。
古びても、変わらないもの。
今日も素敵な出会いと学びに感謝です。
※画像はイメージです
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