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訪問看護・在宅ホスピスケアについて

本人にとっては最善だったと思う。祖母にとっても、ひとの面倒をみたりお喋りするのが生きがいな人間なので、夫とずっと一緒にいられる在宅看取りが最善だった。

認知症も老衰もすすみ、まどろむ時間が多くなる中、パチっと目を開けたら見慣れた部屋と好きなお花、そして家族が見える、必ず見えるという環境が身体的な苦痛を上回って穏やかでいられた最大の理由のように思う。

3か月半に及ぶ入院で、後半は食事に嫌気がさしていたので自宅に帰って好きなものを食べられたのは良かったと思います。

願いどおり、住み慣れ、親しんだ我が家に連れて帰れて、家族みんなで妻を見てあげられたことは何よりも喜びです。辛かったけれど幸せでもありました。

長女の私としては、父の望み通りにやり切ったと思っています。一緒にいて父の知らない事を知れたり、父が伝えたい事などたくさんお話しできて、悔いが残ることは今の所ないですし、良い経験と言って良いかわかりませんが、体験させてもらいました。

本人は病院でひとり孤独に逝くのはイヤだな…と言っていたので、自宅で家族と常に一緒
にいられて、幸せだと言っていました。

余命数ヶ月と言われ、「病院での生活より面倒や迷惑かけるけど、この家にもう少し居させて欲しい」という夫の思いを聞き、迷うことなく訪問診療・訪問看護を受け、夫の希望通りに我が家の自分のベッドで最期を迎えることができました。後悔もありますが、まずは夫の希望をかなえられたことが何よりです。